2017年1月18日夜10時にスタートした、テレビ系新水曜ドラマ『東京タラレバ娘』。東村アキ子さんによるヒット漫画の実写化。メインキャラクターの3人を吉高由里子さん、榮倉奈々さん、大島優子さんが演じることなどで放送前からずいぶんと話題になっていたようなのですが……。案の定、放送後のツイッターはお祭り騒ぎに。「わかる」「こうなりたくない」「ほっとけ」「呪いがすごい」といった具合に、実にさまざまな意見が飛び交っておりました。
【印象的だったシーン3つ】

第1話のなかで「もっとも印象的だった!」とみんなが思ったシーンは3つだったよう。

・30代は女子じゃない

まず1つめは、若い男子がタラレバ娘に言い放った「30代は女子じゃない」というセリフ。これは現実世界においてもたびたび耳にする言葉ではあるし、女性側もそんなことは重々承知。だけどいつまでも、気持ちだけは “女子” でありたいんだもん!そういった「わかっちゃいるけど」な心の葛藤に対し外側からがっつりジャブを入れてくるかのような年下男子の一言に、精神をエグられたみたい。
とりあえず付き合ってみればよかった

2つめは、主人公・倫子の若きアシスタント女子の「とりあえず付き合う」という柔軟性。8年前に自分から振った男が、いい男になって自分に再アタックをかけてきた……と思ったら、狙いはアシスタントのマミちゃん。しかしマミちゃんはたしか、彼氏がいたはずだし、この男性はタイプじゃないはず。「なんで付き合ったの?」と聞くと、返ってきた答えが「彼氏と別れたから、とりあえず。嫌いじゃないし」でした。この考え方が当時の自分にあったなら人生変わってたかも……という “あるある” なタラレバ。 
・その気になれば、いつでもホームランを打てると思ってた

3つめは、「今までは婚活に必死の女子をバカにし、結婚する友達をみては『無難に落ち着いたね』『妥協したなー』と見下していた」、というシーン。しかし見下せていたのも、「いつでもバッターボックスに入ってホームランを打てる」とタカをくくっていたから。だけど自分の人生を振り返ってみれば、そんなことはなかったのだ……という、身に覚えのある者にとってはこれまた、グサグサくるシーンでありました。
【ツイッターの意見はまっぷたつ】
タイプ1:

「面白いけどアラサーの自分のことを言われているようでつらい」

「うちらも一生独身かなぁ……」

「女の子のうちに相手見つけないとああなるのか〜〜婚活しないと〜〜」

「予想以上に心に刺さった、結婚とか考えたこともなかったけど友達がどんどん結婚していったら焦るんだろうな……」
タイプ2:

「今は何世紀なのか。なんで結婚してないと不幸で孤独だと言い切るのか。本当に疑問。これぞ呪い。しかも女性にだけかけられた呪い」

「20代への脅迫とか呪いな感じがしてやだなと思った」

「呪いに満ちた初回であった」
【呪いがオンナを苦しめる】

ちなみに独身&30代半ばを迎える私の感想はというと、圧倒的に「タイプ2」でした。「東京オリンピックに1人はいや!」「妥協しなきゃ」「結婚しないと」って……そこにあなたの幸せはあるの? ただ周囲の声に焦らされているだけではないのかい? と、終始疑問だったんですよね。テンポのよいストーリー、3人娘のキュートさ、男性キャスターたちの眼福っぷりなど見どころもたくさんあったのだけれど、「タイプ2」の意見を持つみなさんが言う「呪い」という表現には頷かざるを得ないっ。これが私の、正直な感想です。 
【果たして「結婚=幸せ、ゴール」なのか】

結婚は、幸せのかたちのひとつだと思います。だけど幸せがなんたるかは人それぞれであって、必ずしも「結婚=幸せ」とはかぎりません。そもそも結婚はスタートであるのに、なぜ “ゴール” であるかのように思うのでしょう。昔から今現在までずーっと、私はこのように考えてきました。だから「結婚しなきゃ!」と口癖のように言う女友達を見てはなんともいえない気持ちになっていたし、タラレバ娘たちの姿を観たときも「そんなに思い悩まなくてもいいのに……」と苦々しく感じてしまったんですよね。
【自分なりの幸せ、見つけよっ!】

20代アラサー女性のみんなー、30代からのオンナの人生は、想像するよりもはるかに楽しいよーっ! ホントの、心からの望みならいいのだけれど、もしもまどわされているだけなら、どうか『逃げ恥』百合ちゃんの言葉を思い出して!

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